(読み)マグロ

デジタル大辞泉の解説

まぐろ【×鮪】

スズキ目サバ科マグロ属の海水魚の総称。クロマグロキハダメバチビンナガなど。体は大形で紡錘形をし、背面青黒色、腹面は銀白色外洋を回遊し、体側の赤色筋血合(ちあい))が発達している。刺身鮨種(すしだね)などにする。 冬》
性交のときに自らは体を動かさず、ただ寝転がっている相手。

しび【×鮪】

クロマグロキハダビンナガ別名

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

しび【鮪】

マグロの異名。
クロマグロの成魚で、大形のものの異名。 → めじ

まぐろ【鮪】

スズキ目サバ科マグロ属の海魚の総称。全長約1~3メートル。体はいずれも紡錘形で、大形の回遊魚。日本の近海には、クロマグロ・メバチ・キハダ・ビンナガ・コシナガの五種がいて、ミナミマグロ・タイセイヨウマグロは遠洋で漁獲されるが、一部は資源管理が問題となっている。肉は美味なものが多い。世界の温帯・熱帯海域に広く分布。 [季] 冬。 古くは、シビと呼んだ
特に、クロマグロのこと。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

しび【鮪】

〘名〙 魚「まぐろ(鮪)」の異名
※古事記(712)下・歌謡「大魚よし 斯毘(シビ)突く海人よ 其が離(あ)れば うら恋しけむ 志毘(シビ)突く志毘」

はつ【鮪】

〘名〙 魚「まぐろ(鮪)」の異名。〔和漢三才図会(1712)〕

ま‐ぐろ【鮪】

〘名〙
① 魚「くろまぐろ(黒鮪)」の異名。《・冬》 〔本朝食鑑(1697)〕
※俳諧・続一夜松前集(1785)「月はれてまた傘の雨そそぎ〈完来〉 魚馬(マグロ)うち込秋汐の岸〈執筆〉」
② サバ科マグロ属に属する海魚の総称。クロマグロ、キハダマグロ、メバチマグロ、ビンナガマグロなど。
③ 轢死(れきし)体をいう俗語。〔現代語大辞典(1932)〕
④ ごろりとした大きなもの、反応の鈍いものをいう。→まぐろを抱いて寝たよう
[語誌](1)「古事記‐下・歌謡」や「万葉‐四二一八」には「鮪(しび)突く」とあり、古代から銛(もり)で突く漁が行なわれていたらしい。また「万葉‐九三八」の「鮪(しび)釣ると 海人船騒き」からは、鮪釣りも行なわれていたことがうかがわれる。
(2)今日のような食用魚としての地位を確立したのは、近世後期の二度の大豊漁を経てからである。一度目の文化七~八年(一八一〇‐一一)の冬は、醤油に漬け込んだ「づけ」として、二度目の天保三年(一八三二)には、生のままで、すし種として広まった。
(3)「とろ」が一般的に食べられるようになったのは昭和になってからで、元来「あら」に過ぎない安価な「とろ」を、東京に集まった地方の学生が賞味したことから始まったらしい。

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世界大百科事典内のの言及

【平群氏】より

…平群真鳥は武烈朝に至るまで大臣の地位にあり,とりわけ武烈朝においては国政をもっぱらにするとともに,天皇の位を奪うことを企てていたという。また真鳥の子の鮪(しび)は,海柘榴市(つばいち)の歌垣で物部影媛をめぐり武烈と争い,不遜な言動があった。こうしたことが原因となり,真鳥と鮪は武烈天皇の意を受けた大伴金村の攻撃を受け,滅亡する。…

※「鮪」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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