六礼(読み)リクレイ

大辞林 第三版の解説

りくれい【六礼】

〔礼記〕 士の六種の大礼。冠礼・婚礼・喪礼・祭礼・郷飲酒礼・相見礼の称。
〔詩経〕 婚姻の六つの大礼。納采のうさい・問名・納吉・納徴・請期しようき・親迎の称。

ろくれい【六礼】

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

六礼
りくれい

中国、古代に行われた六つの儀礼形式で、4種類ほど知られる。『礼記(らいき)』「王制篇(へん)」には「冠(元服)、昏(こん)(結婚)、喪(弔葬)、祭(宗廟(そうびょう)の祭り)、郷(謝礼、飲酒)、相見(同僚の会合時の礼)」があげられている。『周礼(しゅらい)』「春官」には「春見るを朝、夏見るを宗、秋見るを覲(きん)、冬見るを遇、時に見るを会、殷(いん)に見るを同という」とあって、四季折々に諸侯が天子に拝謁する際の礼をあげるほか、宗廟の祭祀(さいし)の礼として「肆献(しけん)(酒と肉とで祭る)、饋食(きしょく)(熟食を供えた祭り)、祠(し)(春の祭り)、やく(夏の祭り)、嘗(しょう)(秋の祭り)、蒸(冬の祭り)」の例もみられる。『儀礼』の「士昏礼」の疏(しょ)には「昏礼に六つがあり、五礼には鴈(がん)を用いる。納采(のうさい)(申込み)、問名(もんめい)(母の氏を聞く)、納吉(のうきつ)(占い)、請期(せいき)(吉日)、親迎(しんげい)(出迎え)がこれである。ただ、納徴(結納)は鴈を用いない」とあり、『小学紺珠(こんじゅ)』にも「納采、問名、納吉、納徴、請期、親迎」と六つをあげるが、これらは結婚の際のものである。[田所義行]

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