凝滞(読み)ギョウタイ

精選版 日本国語大辞典 「凝滞」の意味・読み・例文・類語

ぎょう‐たい【凝滞】

  1. 〘 名詞 〙 変化進行進歩などがなく、とどこおること。また、ものにこだわりとどこおって通じないこと。渋滞。停滞。
    1. [初出の実例]「神情開朗無小乗疑滞也」(出典:勝鬘経義疏(611)歎仏真実功徳章)
    2. 「儒者の道は〈略〉物に凝滞(ギャウタイ)せず迹(あと)になづまず」(出典:翁問答(1650)下)
    3. [その他の文献]〔史記‐太史公自序〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「凝滞」の読み・字形・画数・意味

【凝滞】ぎようたい

こだわり、とどこおる。〔楚辞漁父人は物に凝滯せず、能く世と推移す 世人皆濁らば 何ぞ其の泥を(にご)して、其の波を揚げざる

字通「凝」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android