正月の山仕事始めの儀礼。山初(ぞ)め、山たて、若山ふみ、木伐(き)り始め、山ほめなど呼び名もいろいろある。正月の2日、4日、8日、11日などとその日取りも各地ごとに違うが、年初の山仕事の始めを慎み祝い、山の神に仕事運びの順調を祈念する趣旨はほぼ同じである。山の神に供え物をして仕事の安全を祈念し、初伐りした樹木を小(こ)正月行事の門飾りや燃料など特殊な用途にあてることが多い。それゆえか、初山を小正月の「若木迎え」とする所もかなりあり、大正月の「松迎え」と対置している所さえみられる。また一部の地方では「農はじめ」同様、山の神の使いのカラスをよび、餅(もち)を投げ与え、その食べ方で「年の豊凶」を占う所もあった。
[竹内利美]
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新
10/1 共同通信ニュース用語解説を追加
9/20 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新