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初山(読み)ハツヤマ

百科事典マイペディアの解説

初山【はつやま】

仕事始めの儀礼。山たて,初山踏とも。日は土地により正月2・4・8・11日など。山の神をまつり,山仕事の無事を祈って薪を切り出す。この薪は小正月の燃料や飾物にするなど,特定の行事に用いる。この日カラスを山の神の使と見なして餅(もち)を与え,食べ方で吉凶を占うところもある。

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大辞林 第三版の解説

はつやま【初山】

その年初めて霊山に詣でること。特に、相模さがみの大山に詣でること。
初山入り」に同じ。

はつやま【初山】

姓氏の一。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

初山
はつやま

正月の山仕事始めの儀礼。山初(ぞ)め、山たて、若山ふみ、木伐(き)り始め、山ほめなど呼び名もいろいろある。正月の2日、4日、8日、11日などとその日取りも各地ごとに違うが、年初の山仕事の始めを慎み祝い、山の神に仕事運びの順調を祈念する趣旨はほぼ同じである。山の神に供え物をして仕事の安全を祈念し、初伐りした樹木を小(こ)正月行事の門飾りや燃料など特殊な用途にあてることが多い。それゆえか、初山を小正月の「若木迎え」とする所もかなりあり、大正月の「松迎え」と対置している所さえみられる。また一部の地方では「農はじめ」同様、山の神の使いのカラスをよび、餅(もち)を投げ与え、その食べ方で「年の豊凶」を占う所もあった。[竹内利美]

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