デジタル大辞泉 「別して」の意味・読み・例文・類語 べっ‐して【別して】 [副]格別であるさま。特に。とりわけ。「扱いは別して慎重さを必要とする」[類語]特別・特に・殊ことに・殊の外・取り分け・格別・格段に・別に・別段・取り立てて・なかんずく・ことさら・ひときわ・中でも・分けても・折り入って・わざわざ・せっかく・特段・これと言う べ‐して【▽別して】 [副]《「べっして」の音変化》とりわけて。特別に。「―奇特なとも、思はれなんだぞ」〈蒙求抄・七〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「別して」の意味・読み・例文・類語 べっ‐して【別して】 〘 副詞 〙 特別に。とりわけて。格別に。ことに。[初出の実例]「別而(ベッシテ)背き奉らん御策(はかりこと)まではよもあらじ」(出典:金刀比羅本保元(1220頃か)中)「家中広きほうばいにも、別(ベッ)して両人語り合ひ」(出典:浮世草子・武家義理物語(1688)四) べ‐して【別して】 〘 副詞 〙 ( 「べっして(別━)」の変化した語 ) とりたてて。特別に。[初出の実例]「太尉乃跪上二天子璽符一請間たは、へしてことなる心ではなげなぞ」(出典:史記抄(1477)八) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例