精選版 日本国語大辞典「別段」の解説
べつ‐だん【別段】
[1] 〘名〙 (形動) 特に異なること。常と異なること。特別なこと。べちだん。
※玉葉‐寿永二年(1183)七月二日「賊徒乱二入花洛一之程事、別段事也」
※高野本平家(13C前)一「異朝の先規たる上、別段(ベツダン)の事なり」
[2] 〘副〙 特に。とりわけ。殊に。
※歌舞伎・小袖曾我薊色縫(十六夜清心)(1859)三立「別段掃除も念を入れろと」
※浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉一「別段役に立つといふ方でもなし」
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