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割烹着 カッポウギ

デジタル大辞泉の解説

かっぽう‐ぎ〔カツパウ‐〕【割×烹着】

炊事など家事をする際に着用する上っ張り

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世界大百科事典 第2版の解説

かっぽうぎ【割烹着】

料理,家事をするときに衣服の汚れを防ぐために用いる袖の付いた前掛け。おもに白木綿で作られるが,色物,柄物もある。着物の上から着けるため袖はたっぷりとし,袖口は絞り,背でひもを結び合わせる。1882年,東京の日本橋に初めて設立された赤堀割烹教場(現,赤堀料理学園)で考案された。教場は料理技術や栄養知識を家庭に広めるため開設されたもので,人力車で通うような上流階級の女性たちのサロンともなっていた。創始者の赤堀峰吉は,生徒たちの着物が油や水で汚れるのを防ぐために,布を体の前後に掛け,たすきで押さえさせた。

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大辞林 第三版の解説

かっぽうぎ【割烹着】

炊事の時につける筒袖つつそで、後ろあきの前掛け。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

割烹着
かっぽうぎ

和服の袖(そで)がじゃまにならないように、また着物の汚れを防いで、調理、家事労働がしやすいようにと考えられた上っ張り。割烹前掛けともいう。袂(たもと)が収まるぐらいの筒袖で、袖口はゴムで絞り、前面を覆い、後ろ身頃(みごろ)についた紐(ひも)でしばる。丈は膝(ひざ)よりやや下まであり、衿(えり)は角型やV型など。布地はじょうぶで洗濯のきくキャラコ、ブロード、ギンガム、木綿と化繊の混紡ものなど。色は白を主とし、薄色無地、細かい柄物などで、フリル、布レース、縁取りなどをつけたものもある。洋風のエプロンを取り入れて考案され、労働着として広まった。昭和に入ってから流行し、1932年(昭和7)国防婦人会結成のとき、そのユニフォームとなった。カフェーの女給の職業服として、また農作業着としても農村の婦人の間に浸透した。[岡野和子]

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