デジタル大辞泉
「化仏」の意味・読み・例文・類語
け‐ぶつ【化仏】
仏語。衆生を済度するため、機に応じて如来が出現させる仮の仏形。また、菩薩などがその本地仏を表示するため、頭上に表す仏形。観音の頭上の阿弥陀像などがある。
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け‐ぶつ【化仏】
- 〘 名詞 〙
- ① 仏の三身の一つ。衆生を救うために、さまざまに姿を変えて現われた仏。化身。応身。応化身。変化身。
- [初出の実例]「行仏それ報仏にあらず、化仏にあらず、自性身仏にあらず」(出典:正法眼蔵(1231‐53)行仏威儀)
- [その他の文献]〔法集経‐一〕
- ② 仏菩薩が神通力によって化現して、ある仏の姿をとったもの。
- [初出の実例]「挙身光一基〈高壱丈一尺、在化仏并音声菩薩像、各着鏡七十二面、大小雑〉」(出典:西大寺資財流記帳‐宝亀一一年(780)一二月二五日)
- ③ 菩薩がその行の目的として示す標識としての仏。たとえば、観音菩薩の頭部にあらわす阿彌陀仏の像など。
- [初出の実例]「十一面各冠中有二化仏像一」(出典:東宝記(1352)一)
- [その他の文献]〔陀羅尼集経‐五〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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化仏 (けぶつ)
変化(へんげ)の仏,応化(おうけ)の仏の意で,人々を救済するために如来(仏)が別な姿で現れるその身をいう。仏教では如来の三身(法身,報身,応身)を説くが,その応身にあたる。また,観音菩薩の頭部やその宝冠に阿弥陀仏の化仏を見るように,本地仏を標識して現す小仏像をもいう。千手観音では左の1手に化仏を持つ。ほかに光背や天蓋,また塼仏,押出仏,板絵,壁画などにも表現され,善導大師画像,空也上人彫像などでは念仏もろとも口から化仏が現れる姿を示している。
執筆者:光森 正士
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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化仏
けぶつ
変化(へんげ)仏・応化(おうけ)仏とも。仏が衆生(しゅじょう)救済のため機根(きこん)に応じて姿を変えて現れた状態。仏の三身(法身(ほっしん)・報身(ほうじん)・応身(おうじん))のうちの応身にあたる。造像では,菩薩などの頭部・宝冠などに本地仏の標識としておかれる小仏像などをさす。観音の頭部の阿弥陀仏,千手観音の主要な手にもつ如来像などである。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報
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化仏【けぶつ】
仏が衆生(しゅじょう)を済度するため,別の姿で現れること。応化(おうげ)仏,変化(へんげ)仏とも。また,本地仏を示すために仏像の頭部などに置かれた小型の仏をいう。
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
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化仏
けぶつ
応化仏,変化仏ともいう。仏が衆生を救済するために衆生に応じた姿に変化して現れた身体。あるいは,本地仏を示すために菩薩像などの頭上に置く小型の仏像をもさしていう。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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