北本(市)(読み)きたもと

日本大百科全書(ニッポニカ) 「北本(市)」の意味・わかりやすい解説

北本(市)
きたもと

埼玉県中央部にある市。1971年(昭和46)市制施行。大宮台地北部に位置し、西端部を荒川が流れる。中央部を南北にJR高崎線が走り、その東側を国道17号が通る。江戸初期は宿場町であったが、宿場鴻巣(こうのす)に移ったので本(もと)鴻巣といい、のち本宿(もとじゅく)とよばれるようになった。最近まで平地林が多く残っていたが、1964年日本住宅公団(現、都市再生機構)の団地進出を機に、公営民営の団地の建設が相次ぎ、これに伴い人口も急増した。寺院には、寿命院や真福寺があり、宗教法人解脱(げだつ)会の拠点がある。国指定天然記念物として石戸の蒲ザクラ(いしどのかばざくら)がある。面積19.82平方キロメートル、人口6万5201(2020)。

[中山正民]

『『北本市史』全7冊(1987~1994・北本市)』


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android