十時梅厓(読み)とときばいがい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「十時梅厓」の意味・わかりやすい解説

十時梅厓
とときばいがい

[生]寛延2(1749).大坂
[没]享和4(1804).1.25. 大坂
江戸時代中・後期南画家。名は賜,字は子羽,号は梅 厓,顧亭,清夢軒,天臨閣。儒学を伊藤東所,書を趙陶斎,絵を皆川淇園 (きえん) ,池大雅に学んだ。一時伊勢長島藩儒官として仕え,寛政2 (1790) 年長崎へおもむき費晴湖に画法を学び,同 12年大坂に隠居篆刻 (てんこく) にも長じた。著書『顧亭書画譜』『梅 厓集抄』など。主要作品『山水図』 (東京国立博物館) 。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「十時梅厓」の解説

十時梅厓 ととき-ばいがい

1749-1804 江戸時代中期-後期の儒者
寛延2年生まれ。伊藤東所にまなぶ。伊勢(いせ)(三重県)長島藩につかえ,藩校文礼館を再興。書画,篆刻(てんこく)にもすぐれた。享和4年1月23日死去。56歳。大坂出身。名は業,賜。字(あざな)は季長,子羽。通称半蔵別号に清夢軒。著作に「天臨閣娯観」「清夢録」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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