ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「十時梅厓」の意味・わかりやすい解説
十時梅厓
とときばいがい
[没]享和4(1804).1.25. 大坂
江戸時代中・後期の南画家。名は賜,字は子羽,号は梅 厓,顧亭,清夢軒,天臨閣。儒学を伊藤東所,書を趙陶斎,絵を皆川淇園 (きえん) ,池大雅に学んだ。一時伊勢長島藩に儒官として仕え,寛政2 (1790) 年長崎へおもむき費晴湖に画法を学び,同 12年大坂に隠居。篆刻 (てんこく) にも長じた。著書『顧亭書画譜』『梅 厓集抄』など。主要作品『山水図』 (東京国立博物館) 。
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