厳い(読み)イカイ

デジタル大辞泉の解説

いか・い【厳い】

[形][文]いか・し[ク]
程度がはなはだしい。大層である。
「前度(ぜんど)―・い世話に成った気で」〈鏡花歌行灯
大きい。多い。
「能(よ)う―・い声を出す方様じゃ」〈露伴・椀久物語〉
荒々しい。たけだけしい。→厳(いか)し
「おそろしげに、―・きものども、ひと山にみちて」〈宇津保・俊蔭〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

いかい【厳い】

( 形 ) [文] ク いか・し
〔中世・近世語〕
荒々しい。勇猛だ。恐ろしい。 「かく-・う猛き身に生まれて/宇治拾遺 8
大きい。多い。 「聞き及うだより-・い河ぢや/狂言記・鈍根草」
(程度が)はなはだしい。大層である。 「それはほんに-・いお力落しで/滑稽本・浮世床 2」 「あつしは此家の先代には-・い世話になつたし/くれの廿八日 魯庵
[句項目] 厳いこと 厳い世話

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

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