取仕切る(読み)トリシキル

デジタル大辞泉 「取仕切る」の意味・読み・例文・類語

とり‐しき・る【取(り)仕切る】

[動ラ五(四)]自分の身に引き受けて行う。いっさいを自分の責任で処理する。「家事を―・る」
[可能]とりしきれる
[類語]扱う受け持つ手がけるさば処理するこなす切り回す取りさばく処する律する担当する管掌する指揮采配監督差配仕切る舵を取る音頭を取る

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「取仕切る」の意味・読み・例文・類語

とり‐しき・る【取仕切】

  1. 〘 他動詞 ラ行五(四) 〙 ( 「とり」は接頭語 )
  2. 仕切る。身に引き受けて行なう。専行する。いっさいを行なう。
    1. [初出の実例]「取りしきって異見でも仕やりさうな物ぢゃと思はしゃらうが」(出典:浄瑠璃・持丸長者金笄剣(1794)二)
  3. 得意とする。上手に行なう。
    1. [初出の実例]「私なんざあ、何も是ぞと取(トリ)しきって芸もなくて」(出典人情本春色辰巳園(1833‐35)後)

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