手掛ける(読み)テガケル

デジタル大辞泉 「手掛ける」の意味・読み・例文・類語

て‐が・ける【手掛ける/手懸ける】

[動カ下一][文]てが・く[カ下二]
みずからその物事を扱う。「―・けたことのない仕事
心をこめて世話指導をする。「私の―・けた生徒」
[類語](1扱う受け持つ取り仕切るさば処理するこなす切り回す取りさばく処する律する担当する管掌する取り組む事に当たる本腰を入れる/(2世話を焼く目を掛ける手を掛ける面倒を見る付き添う

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精選版 日本国語大辞典 「手掛ける」の意味・読み・例文・類語

て‐が・ける【手掛・手懸】

  1. 〘 他動詞 カ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]てが・く 〘 他動詞 カ行下二段活用 〙
  2. みずから手を下して扱う。自分からそのことにあたる。仕事・趣味役目などの内容としてそのことに関わる。体験する。
    1. [初出の実例]「法性寺殿はこながらあまりに器量の、手がくべくもなければにや、わが御身にはあながちの事もなし」(出典:愚管抄(1220)七)
    2. 「かふ云ふ病人を二度ほど先生の代脈で手掛けた事があるが」(出典:怪談牡丹燈籠(1884)〈三遊亭円朝〉一八)
  3. 世話をする。面倒をみる。養成する。特に、女性関係を持ち、世話をすることにもいう。
    1. [初出の実例]「父の手がけられた者を妻にするぞ」(出典:史記抄(1477)一三)

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