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受精卵移植 じゅせいらんいしょく embryo transfer

翻訳|embryo transfer

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知恵蔵の解説

受精卵移植

受精卵を代理母に移植すること。畜産の分野では、胚移植と同義語。受精卵が卵割(細胞分裂)を開始した初期の段階を胚という。ウシなどの優秀な雌に、ホルモン処置を行い過剰排卵を起こさせ、人工授精によって多数の受精卵を得て、これらを代理母となる雌に移植し、子を得る。類似する手法に、体外受精があり、これは優秀な雌の卵巣から未受精卵を取り出し、試験管内で成熟させた後、精子と受精させ、代理母に移植する。これらの手法により1頭の母親から、多数の子が得られる。

(川口啓明 科学ジャーナリスト / 菊地昌子 科学ジャーナリスト / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」
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世界大百科事典 第2版の解説

じゅせいらんいしょく【受精卵移植 ovum transplantation】

家畜を人為的に繁殖させる一方法で,雌畜から受精卵を採取し,これを別の雌畜の子宮に移植し,その腹を借りて胎子を育て子畜を分娩(ぶんべん)させる技術をいう。人工妊娠artificial pregnancy,人工受胎,胚移植とも称している。19世紀末に,イギリスウサギに試みて成功したのが最初であるが,家畜とくにウシについては1951年に成功した。家畜改良は,優良な遺伝形質をもつ雌雄の交配,優良形質をもつ雄の精子の人工授精による広い範囲への分配によって,子畜の能力をしだいに高めてきた。

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