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古市氏 ふるいちうじ

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世界大百科事典 第2版の解説

ふるいちうじ【古市氏】

室町時代に活躍した大和の国人。代々興福寺大乗院方の衆徒であった。本貫地は現奈良市東南方の福島市(ふくしまのいち)で,室町時代中期の給分としては,福島市の下司職(げししき)を〈惣知行〉するほか,高田荘切田米,狭竹荘請口内60貫文,上生講田作主職,越前河口荘藤沢名半分を与えられていた(《三箇院家抄》)。福島市は鎌倉時代後期に奈良の南市に移され,以後福島市は古市と呼ばれた。古市氏の国人としての成長も鎌倉時代後期と考えられ,1325年(正中2)古市但馬公が史料に見える。

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世界大百科事典内の古市氏の言及

【風流】より

…また1416年(応永23),洛西桂(かつら)の石地蔵が奇瑞を示したおりには,都人が連日のように風流を仕立てて大挙して参詣(さんけい)したが,そのときのようすを記した《桂川地蔵記》には,〈上宮太子が逆臣守屋を討つところ〉〈頼政の鵼(ぬえ)退治〉〈鴻門(こうもん)の会〉など,古今東西の故事にちなむ趣向60余が列挙されている。《経覚私要鈔(きようがくしようしよう)》《大乗院寺社雑事記》などによれば,奈良では15世紀後半に古市氏など国人衆を中心に盆に大がかりな風流が行われており,そのころから囃子物のまわりに大勢の踊り衆が見られるようになった。以後,風流の芸態は祭礼などに引き出される作り物を中心とした山車や鉾(ほこ)など,〈作り物風流〉と,盆などに行われる踊りを主体とした〈風流踊〉に分化した。…

【大和国】より

…大和では永享大和合戦以降は戦国乱世に突入したといえる。北大和の筒井氏,古市氏,南大和の十市氏,越智氏が四強といわれ,衆徒・国民らが国衆(くにしゆう)として大小名化を競ったが,平和要望の郷村にその活動は制約され,いぜん社寺の領主的権威にすがって保身をはかったため,強力な戦国大名は出現しない。 当代,奥地の吉野郡の僻地化,伊勢北畠氏の勢力の及んだ宇陀郡,紀伊(河内)畠山氏が支配した宇智郡には,それぞれの人文に伊勢・紀伊色が強まり,大和の歴史的舞台は大和平野部に縮まった感もある。…

※「古市氏」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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