合成石油(読み)ごうせいせきゆ

大辞林 第三版の解説

ごうせいせきゆ【合成石油】

石油の代替物としての液体燃料。石炭の水素化分解や、水性ガス中の一酸化炭素と水素を触媒によって液状の炭化水素にする方法などがある。人造石油。

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百科事典マイペディアの解説

合成石油【ごうせいせきゆ】

人造石油とも。石油原油以外の原料から得た,天然石油類似の液体炭化水素燃料。石炭水素化分解ベルギウス法),一酸化炭素水素から合成するフィッシャー合成,石炭の低温乾留などの製法がある。第1次大戦で石油の不足に悩まされたドイツで考え出され,第2次大戦中まで大規模に行われた。経済的でないため戦後中断されたが,1970年代の石油危機以降,石炭液化による合成石油の研究が再開された。

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世界大百科事典 第2版の解説

ごうせいせきゆ【合成石油 synthetic petroleum】

人造石油artificial petroleumあるいは合成原油ともいう。オイルサンドオイルシェール,石炭などを原料として生産される合成液体燃料であるが,とくに石炭の液化によるものを指すことが多い。第2次大戦の戦前から戦中にかけて,石油資源に乏しいドイツ,日本などでは,軍事上の目的から石炭液化の技術開発を熱心に進めた歴史がある。戦後の中東における豊富な石油資源の開発によって,合成石油事業は経済的には成立しがたくなったが,1970年代の石油危機以降,研究開発が再開された。

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