デジタル大辞泉
「秋霜烈日」の意味・読み・例文・類語
しゅうそう‐れつじつ〔シウサウ‐〕【秋霜烈日】
《秋の厳しい霜と夏の烈しい日の意から》
1 刑罰・権威・志操などが厳しくおごそかであることのたとえ。「秋霜烈日の裁定」
2 検察官記章の通称。また、そのデザイン。太陽の四方を菊の白い花弁と金色の葉が取り巻くもので、これを烈日と霜に見立てる。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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しゅうそう‐れつじつシウサウ‥【秋霜烈日】
- 〘 名詞 〙
- ① 秋の霜(しも)と夏の強い日光。
- [初出の実例]「宗教的、道徳的理想は、秋霜烈日の如く、儼として犯すべからざる威儀を保ちて」(出典:現実暴露の悲哀(1908)〈長谷川天渓〉二)
- ② ( 形動タリ ) ( 「秋霜」も「烈日」もともにはげしくきびしいものであるところから ) 権威・刑罰などが非常にきびしいことのたとえ。
- [初出の実例]「或は却って一段秋霜烈日の厳を増したのではないかと思った」(出典:雲は天才である(1906)〈石川啄木〉二)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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秋霜烈日
秋の霜と夏の強い日光。転じて、権威・刑罰などが非常にきびしいことのたとえ。
[使用例] この頃戸山ケ原へ散歩に行ったとき、士官候補生らしい人達の訓練を見ていると、秋霜烈日の感があって、軍人は真剣なものだと思った[菊池寛*話の屑籠|1935]
[使用例] となりの男の顔をちらと豆ランプの灯のなかでうかがうと、まさにやせさらばえて秋霜烈日の気配をたたえた荘厳の皺に荒されているが手足をのびのびとのばし、高い頬骨に輝くような血のいろを射していた[開高健*夏の闇|1971]
[使用例] 事件処理は、きわめて迅速におこなわれた。そのきびしいこと、秋霜烈日の如くであった[陳舜臣*小説十八史略|1977~83]
[解説] 戦後の疑獄事件を多く手がけた伊藤栄樹・元検事総長は、最晩年、新聞紙上に回想録を連載しました。その表題が「秋霜烈日」でした。秋の霜、夏の日差しのごとく、不正を厳しく追及するという意味です。
「秋霜烈日」は中国語から来たことばで、明代の「備忘集」には「秋霜烈日」で始まる詩が収められています。少しさかのぼると「烈日秋霜」とひっくり返った言い方もあります。
さらに古く、宋代の「新唐書」には「厳霜烈日のごとし」という言い方も出てきます。これが古くからの形でしょう。
日本に住んでいると、「秋の霜」と言われてもさほど冷たく感じられません。古代中国の都はより寒く、「秋霜」も十分冷たいイメージがあったのかもしれません。人間はともかく、作物にとって、秋の霜が大敵なのは確かです。
中国語では「厳霜烈日」も多く使われていますが、日本語では「秋霜烈日」が好まれます。季節名が入っているところが日本人好みなのでしょうか。
出典 四字熟語を知る辞典四字熟語を知る辞典について 情報
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秋霜烈日
晩秋の厳しい霜と、極暑の烈しい日射し。厳しく烈しい正義派タイプの人物に擬せられる。
出典 (株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」とっさの日本語便利帳について 情報
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