周章(読み)シュウショウ

デジタル大辞泉 「周章」の意味・読み・例文・類語

しゅう‐しょう〔シウシヤウ〕【周章】

あわてふためくこと。うろたえること。「あの周章ぶりは何か変だ」
[類語]うろたえるまごつく面食らう狼狽慌てる騒ぐ周章狼狽慌てふためく右往左往取り乱す度を失う泡を食う一泡吹かせるじたばたあたふた

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精選版 日本国語大辞典 「周章」の意味・読み・例文・類語

しゅう‐しょうシウシャウ【周章】

  1. 〘 名詞 〙 あわてふためくこと。うろたえ騒ぐこと。
    1. [初出の実例]「上下驚駭〈略〉兼披読大弐書状、上達部進向丞相所、太以周章」(出典:小右記‐長徳三年(997)一〇月一日)
    2. 「京中六波羅の周章(シウシャウ)(なのめ)ならず」(出典太平記(14C後)八)
    3. [その他の文献]〔魏志‐陳登伝裴注〕

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普及版 字通 「周章」の読み・字形・画数・意味

【周章】しゆうしよう(しうしやう)

逍遥する。また、あわてる。〔顔氏家訓文章〕(揚雄)劇秦美新をはし、(みだ)りに閣より投ず。怖慴(ふせふ)、天命せず。子の爲(しわざ)のみ。

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