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命令的委任(読み)めいれいてきいにん

世界大百科事典 第2版の解説

めいれいてきいにん【命令的委任】

強制委任ともいう。代議士をその選挙区の選挙人団の統制の下におくことを目的とする制度である。その内容として,以下の諸点をあげることが多い。(1)選挙人団は,代議士に対して詳細な訓令を与える。代議士は,それを遵守する義務を負う。(2)代議士は,議会におけるその行動につき選挙人団に報告しなければならない。(3)選挙人団は,代議士が訓令に従っていないと判断する場合には,代議士に対して損害賠償を請求しうる。(4)選挙人団は,代議士を任意に罷免することができる。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内の命令的委任の言及

【国民代表】より

… 近代市民革命前のヨーロッパの身分制議会(等族会議)においては,僧侶,貴族,庶民の3身分の代表者がそれぞれの部会をもち,議員は各地域で身分ごとに選挙されていた。議員は,選挙母体の訓令に拘束され,これに違反した場合には罷免されることになっていた(命令的委任)。議員と選出母体の関係は,私法上の委任に基づく代理の制度にならって考えられていたのである。…

※「命令的委任」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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