コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

野村万蔵 ノムラマンゾウ

5件 の用語解説(野村万蔵の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

のむら‐まんぞう〔‐マンザウ〕【野村万蔵】

[1898~1978]和泉(いずみ)流狂言方。6世。東京の生まれ。前名、万作・万造。洒脱な芸風で狂言の地位を高めた。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

野村万蔵【のむらまんぞう】

能楽師。和泉(いずみ)流狂言方野村万蔵家6世。野村万斎〔1862-1938〕の長男。前名万作,万造。江戸前狂言と評される知的で洗練された芸風で,洒脱(しゃだつ)な太郎冠者物を得意とした。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

世界大百科事典 第2版の解説

のむらまんぞう【野村万蔵】

1898‐1978(明治31‐昭和53)
狂言師。和泉流狂言方。野村万蔵家6世。5世野村万造(のち万斎)の長男。前名万作,万造。1903年《靱猿(うつぼざる)》で初舞台。40年3世までの名であった万蔵に改名。規矩正しく神経の行き届いた演技は晩年軽妙洒脱(しやだつ)な芸境にいたり,多くのファンを獲得するとともに狂言の社会的地位を高めた。67年重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定され,74年日本芸術院会員となる。また,若年から下村清時に入門して能面製作を修業,能面作家としても著名。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

のむらまんぞう【野村万蔵】

(六世)(1898~1978) 能楽師。東京生まれ。狂言方和泉流。初名、万作。前名、万造。軽妙洒脱な芸風で、狂言の近代化を達成した。著「狂言の道」

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

野村万蔵
のむらまんぞう
(1898―1978)

能楽師。和泉流(いずみりゅう)狂言方。江戸時代には加賀(石川県)前田藩の町方狂言師であった野村万蔵家の6世。明治初年に上京した5世万造(隠居名、萬斎(まんさい))の長男として、東京に生まれる。前名万作、万造。規矩(きく)正しい神経の行き届いた芸風で狂言の近代化を達成し、晩年には軽妙洒脱(しゃだつ)の風を加えた。国内はもとより欧米への狂言の普及にも貢献。1967年(昭和42)重要無形文化財各個指定(人間国宝)の認定を受ける。69年度芸術院賞を受賞。74年には狂言方から初めて日本芸術院会員に選ばれた。少年時より下村清時(きよとき)に師事、能面作家としても一家をなした。著書に『狂言の道』『狂言面』『夏に技冬に声』『狂言芸話』がある。長男7世万蔵(野村萬(まん))、次男2世万作、五男万之介(まんのすけ)が家芸を継ぎ、7世万蔵は97年(平成9)重要無形文化財各個指定(人間国宝)の認定を受ける。9世三宅藤九郎(みやけとうくろう)は実弟。なお、万蔵の名は、7世万蔵の長男5世野村万之丞に8世襲名が決まっていたが、万之丞は2004年に死去、次男2世野村与十郎が05年に9世万蔵を襲名、万之丞に8世が追贈された。[小林 責]
『古川久・小林責編『野村万蔵著作集』(1982・五月書房)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の野村万蔵の言及

【狂言】より

…しかし大蔵流では,東京の山本東次郎家,関西の茂山(しげやま)千五郎家,茂山忠三郎家といった有力弟子家によって芸統が維持され,また和泉流も,京都から三宅庄市,金沢から野村与作らが上京して東京における和泉流の発展に力を尽くした。現在では両流の家元も再興され,大蔵流では前記の諸家や茂山忠三郎家から分かれた善竹(ぜんちく)家が主として東京・関西で,和泉流では野村万蔵家,三宅藤九郎家,野村又三郎家,名古屋の狂言共同社の人々が主として東京・名古屋でそれぞれ活躍している。ただ鷺流だけは,明治時代に中央で滅んだ後は再興されず,現在山口市や佐賀県地方,新潟県の佐渡にわずかにその芸が伝えられるにすぎない。…

※「野村万蔵」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

野村万蔵の関連キーワード内山孝一岡本素光黒岩武次野溝勝野村万蔵(6代)人見誠治本多顕彰山本善雄吉田奈良丸(3代)桃川如燕

今日のキーワード

ワールド・ベースボール・クラシック

メジャーリーグ機構、メジャーリーグ選手会が音頭をとってスタートした野球の世界一決定戦。2006年の第1回は16カ国が参加。4組に分かれて1次リーグを行い、各上位2カ国が米国に移って2リーグの2次予選、...

続きを読む

コトバンク for iPhone

野村万蔵の関連情報