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善宝寺 ゼンポウジ

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デジタル大辞泉の解説

ぜんぽう‐じ【善宝寺】

山形県鶴岡市にある曹洞宗の寺。山号は竜沢山。平安時代、妙達の開いた天台宗の竜華寺を、永享年間(1429~1441)太年浄椿が再興。竜神を祭り、航海・漁業の守護神として信仰される。曹洞宗三祈祷所の一。

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世界大百科事典 第2版の解説

ぜんぽうじ【善宝寺】

山形県鶴岡市に所在する曹洞宗の寺。山号は竜沢山。曹洞宗三祈禱所の一つとされる。前身を竜華寺といい,《今昔物語集》に〈出羽の国の竜花寺の妙達和尚〉の話がみえている。延慶年間(1308‐11)には峨山韶碩がその旧址に住み,その後,嘉吉・文安年間(1441‐49)に太年浄椿が再興して,善宝寺と改めたと伝える。当寺の縁起にはつねに竜神説話が伴い,山号の竜沢山も,浄椿が出現した2竜に受戒した故事に基づくとされ,寺内の竜王殿には竜王竜女の2神がまつられている。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

善宝寺
ぜんぽうじ

山形県鶴岡(つるおか)市下川にある寺。曹洞(そうとう)宗本山総持寺の直末寺で、通称「大山(おおやま)の善宝寺」ともいう。山号は龍沢山(りゅうたくさん)。本尊は薬師如来(にょらい)。天慶(てんぎょう)・天暦(てんりゃく)(938~957)のころ妙達上人(みょうたつしょうにん)が創建した天台宗の龍華(りゅうげ)寺を起源とする。延慶(えんけい)年間(1308~11)に本山総持寺の2世峨山紹碩(がざんじょうせき)禅師が龍華寺の旧跡で教化を垂れ、のち永享(えいきょう)年間(1429~41)に禅師7世の法孫、太年浄椿(たいねんじょうちん)禅師が遺志を継承して復興し諸堂を建立した。このとき曹洞宗に、また寺号を善宝寺に改めたとみられる。開創また再興のときに二竜神が姿を現し、法号を授けて寺内の貝喰池(かいばみのいけ)に身を沈めたという伝承をもつわが国有数の竜神信仰の寺で、昔から航海安全、大漁を祈願する漁業関係の信者が多い。菱田春草(ひしだしゅんそう)筆「王昭君の図」(県指定文化財)がある。[中山清田]

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