翻訳|fixation
S.フロイトの基本概念の一つ。後年になっても,リビドー発達の早期の諸段階(口唇期,肛門期,男根期)に過剰な精神エネルギー(リビドーと攻撃性)が付与されたままになっている状態。したがってその段階に特有な本能衝動のあり方,その充足方法,防衛機制がその後も存続することになる。固着をきたす原因としては,体質的要因,欲求不満あるいは過度の満足,欲求不満と過度の満足の混交が考えられる。このような固着を示している人物は,内外の困難な状況に出会うと固着点にまで退行する。特定の対象に両価的な愛着を持ち続ける場合は,対象への固着であり,母固着,父固着などと呼ばれる。この種の人物は,最初に固着した対象と類似の対象を不可避的に選択し続ける傾向があり,また結局は過去の対象にエネルギーが過剰に投資されているのであるから,現実に使役しうる精神エネルギーの貧困化を招きやすい。
→退行
執筆者:下坂 幸三
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