コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

国立成育医療研究センター コクリツセイイクイリョウケンキュウセンター

2件 の用語解説(国立成育医療研究センターの意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

こくりつ‐せいいくいりょうけんきゅうセンター〔‐セイイクイレウケンキウ‐〕【国立成育医療研究センター】

成育医療について、調査・研究・技術開発および関連する医療の提供、技術者の研修などを行う、厚生労働省所管の国立研究開発法人国立高度専門医療研究センターの一つ。平成14年(2002)国立大蔵病院と国立小児病院を統合し、国立成育医療センターとして設立。平成22年(2010)独立行政法人に移行。東京都世田谷区に病院と研究所がある。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

国立成育医療研究センター
こくりつせいいくいりょうけんきゅうせんたー

成育医療に関する調査・研究、モデル医療や高度先駆的医療を行う機関。厚生労働省所管の独立行政法人で、「高度専門医療に関する研究等を行う独立行政法人に関する法律」(平成20年法律第93号)に基づく、医療に関する六つのナショナルセンター(国立高度専門医療研究センター)の一つ。英語名はNational Center for Child Health and Development。2002年(平成14)国立大蔵病院と国立小児病院を統合し国立成育医療センターを設立、2010年独立行政法人となり、現名称に変更した。本部は東京都世田谷区大蔵。1938年(昭和13)設立の東京第二陸軍病院大蔵臨時分院が1945年厚生省に移管され国立大蔵病院となり、1998年(平成10)には国立東京第二病院附属看護学校を統合した。一方、国立小児病院は1899年(明治32)に東京第二衛生病院として創設、1945年厚生省に移管、国立世田谷病院となり、1965年(昭和40)国立小児病院に改編された。
 胎児期、新生児期、乳幼児期、学童期、思春期を経て成人期に至る「人のライフサイクル」の過程で生じるさまざまな健康問題を包括的に捉え、それに適切に対応することを目ざす医療を成育医療とよぶ。国立成育医療研究センターは、基本方針を(1)成育医療のモデル医療や高度先駆的医療をチーム医療により提供する、(2)成育医療の調査・研究、(3)成育医療の専門家を育成し啓発普及のための教育研修を行う、(4)成育医療の情報を集積し発信する、の四つとしている。そのために研究所、病院、臨床研究センターの三つの組織を有する。研究所は成育医療を発展させる基礎研究および臨床研究を行い、成育疾患の原因解明と治療法の開発、さらに成育疾患のデータベースの構築・分析により情報発信や医療政策の提言を行う。病院は、研究所と一体となり健全な次世代を育成するための医療を推進する。臨床研究センターは、医師、研究者などが行う臨床研究を支援するもので、臨床研究推進室、医療機器開発室、治験推進室、先端医療開発室、知財・産学連携室の五つの組織をもち、研究計画の立案や作成、カルテ情報の研究への提供、研究協力者への説明と同意取得などを行う。また、細胞治療や遺伝子治療などの新しい治療法のインフラ整備、提供された試料の保存や管理も行う。2012年3月時点での資本金は364億8600万円、2012年4月時点での職員数は937人。本部の所在地は東京都世田谷区大蔵2-10-1。[編集部]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

国立成育医療研究センターの関連キーワード成育医療国立がん研究センター国立高度専門医療研究センター国立国際医療研究センター国立精神・神経医療研究センター国立長寿医療研究センター技術開発新技術開発事業団養育医療西日本技術開発

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone

国立成育医療研究センターの関連情報