国立文化財研究所(読み)コクリツブンカザイケンキュウジョ

デジタル大辞泉 「国立文化財研究所」の意味・読み・例文・類語

こくりつ‐ぶんかざいけんきゅうじょ〔‐ブンクワザイケンキウジヨ〕【国立文化財研究所】

文化財調査研究などを行った文化庁の付属機関の一。昭和27年(1952)発足。平成13年(2001)独立行政法人文化財研究所移行。平成19年(2007)に国立博物館と統合し、国立文化財機構となる。→東京国立文化財研究所奈良国立文化財研究所

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精選版 日本国語大辞典 「国立文化財研究所」の意味・読み・例文・類語

こくりつ‐ぶんかざいけんきゅうじょ‥ブンクヮザイケンキウジョ【国立文化財研究所】

  1. 〘 名詞 〙 東京都台東区上野公園にある東京国立文化財研究所、および奈良市にある奈良国立文化財研究所の通称。ともに文化庁(以前は文化財保護委員会)の付属機関で、有形無形の文化財の調査、研究ならびにその結果公表などを行なう。昭和二七年(一九五二設立。平成一三年(二〇〇一)独立行政法人文化財研究所に移行。

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百科事典マイペディア 「国立文化財研究所」の意味・わかりやすい解説

国立文化財研究所【こくりつぶんかざいけんきゅうじょ】

文化財に関する調査研究,資料作成を行う機関。東京国立文化財研究所は1930年開設,1952年現在の呼称となる。美術部,芸能部,保存科学部,修復技術部,情報資料部のほか黒田(清輝)記念室がある。奈良国立文化財研究所は1952年開設。建造物研究室と歴史研究室に分かれ,平城宮址飛鳥(あすか)藤原京の発掘調査部があり,飛鳥資料館等を付置。東京と奈良の二つの研究機関は2001年4月に統合し,独立行政法人文化財研究所(2007年4月より独立行政法人国立文化財機構)に移行,それぞれの名称は東京文化財研究所,奈良文化財研究所となった。
→関連項目文化庁

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