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国際競争力(読み)こくさいきょうそうりょく

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

国際競争力
こくさいきょうそうりょく

国際経済取引における競争力の強さのこと。自由貿易のもとでは国際競争力が強いほど当該国の輸出は増加する。国際競争力は,価格競争力非価格競争力に大別される。前者はより低い価格で輸出品を供給する能力であり,輸出相対比価 (当該国の輸出価格÷世界工業品輸出価格) がその指標となる。技術進歩による生産性上昇や豊富で安価な人的・物的資源があれば価格競争力の強さにつながる。後者は製品のデザイン,品質,性能,ブランド,信頼性,市場への適合度,高度の技術水準や資源の差により他国ではつくれない場合など製品の特殊性に帰因する競争力をさす。

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世界大百科事典 第2版の解説

こくさいきょうそうりょく【国際競争力 international competitiveness】

狭義には,一国の個別商品が国内あるいは海外市場で与えられた為替相場のもとで,市場におけるシェアを拡大できるかどうかをさす。より広義には,商品グループ,産業あるいは全輸出品についても使われる。国際競争力は,当該商品の価格が相対的に安価であるためにシェアを拡大する場合の価格競争力と,商品の質的な優秀さ,納期の短さ,デザイン・ブランドの信用度といった非価格要因による非価格競争力とがある。各国の国際競争力を基本的に規定するのは,その商品をいかに安価に生産するかという生産コスト要因であり,たとえば生産に携わる労働者の熟練度,資本設備の豊富さや技術条件等が重要である。

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