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土砂災害警戒情報 どしゃさいがいけいかいじょうほう

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

土砂災害警戒情報
どしゃさいがいけいかいじょうほう

大雨警報が発表されているとき,防災対策をさらに進めるため,市町村長避難勧告等を発表する際の判断や住民の自主避難の参考となるよう,気象庁都道府県が共同で発表する警報。大雨警報は,大雨による重大な土砂災害が起こるおそれがあるとき,警戒を促すために発表される。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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知恵蔵2015の解説

土砂災害警戒情報

土砂災害警戒情報は、増加傾向にある土砂災害被害を軽減するため、気象庁と各都道府県砂防部局とが共同で、大雨警報発表中において、大雨により土石流や集中的に発生する急傾斜地崩壊の危険度が高まった市町村を特定(一部の市町村はさらに分割)して発表する情報である。市町村長が避難勧告等の災害応急対応を適時適切に行うための重要な判断材料として、また、住民の自主避難の判断等に利用されることを目的としており、2005年9月に全国で初めて鹿児島県で発表開始となった。その後、準備の整った都道府県から順次開始され、08年3月で全都道府県で発表の体制となる。土砂災害警戒情報は、土壌雨量指数(水分が地中にどれだけたまっているかを示す指数で、この値が大きいと崩れやすくなる)及び1時間雨量の実況値と予測値を基に発表される。このため、大雨とは直接的な関係がなく、技術的に予測が困難である地すべり等の土砂災害は発表対象としていないなどの今後の技術的課題や、それぞれの斜面における植生や地質などの各種情報の集約や効率的な見回りで個々の危険個所を特定する必要があるといった運用上の課題もある。

(饒村曜 和歌山気象台長 / 2008年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

土砂災害警戒情報

地面にどれほど水分がたまっているかを示す「土壌雨量指数」や雨量を基準に、災害の危険が非常に高まったと判断した時に、県と気象庁が市町村単位で発表する。市町村が避難勧告を出したり住民が自主避難したりする判断材料になる。

(2013-10-29 朝日新聞 朝刊 神奈川全県 2地方)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
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デジタル大辞泉の解説

どしゃさいがいけいかい‐じょうほう〔‐ジヤウホウ〕【土砂災害警戒情報】

大雨によって土砂災害が発生する危険度が高まった際に、都道府県と気象庁が共同で発表する防災情報。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

土砂災害警戒情報
どしゃさいがいけいかいじょうほう

増加傾向にある土砂災害被害を軽減するため、気象庁と都道府県とが共同で発表する防災情報のこと。大雨警報発表中に、大雨により土石流や集中的に発生する急傾斜地崩壊の危険度が高まった市町村を特定(一部の市町村はさらに分割)して発表するもので、市町村長が避難勧告等の災害応急対応を適時適切に行うための重要な判断材料として、また、住民の自主避難の判断材料等に利用できることを目的としている。土砂災害警戒情報は、2005年(平成17)9月に全国で初めて鹿児島県で発表となり、その後、必要に応じて発表する体制が整った都道府県から順次発表開始となり、2008年3月からは全都道府県で実施する体制となった。
 しかし、大雨とは直接的な関係がなく、技術的に予測が困難である地すべり等の土砂災害については、土砂災害警戒情報は発表対象としていない。このような土砂災害への対応や、それぞれの斜面における植生や地質などの各種情報の集約と活用、効率的な見回りにより個々の危険箇所を特定するといった、技術・運用上のさらなる課題も残されている。
 土砂災害警戒情報は、土壌雨量指数(水分が地中にどれだけ溜まっているかを示す指数で、この値が大きいと崩れやすくなる)および1時間雨量の実況値と予測値を基として発表される。強い雨でも短時間で降りやむなら土壌雨量指数は大きな値にはならないが、弱い雨でも長時間降り続いていると徐々に土壌雨量指数が上がる。土壌雨量指数が上がっているときに強い雨が降ると土壌雨量指数が急上昇して土砂災害の危険性が高まり、雨がやんでも土壌雨量指数が大きな値であるあいだは、土砂災害の危険性が高い状態が継続する。[饒村 曜]

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