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天球儀 てんきゅうぎ celestial globe

翻訳|celestial globe

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

天球儀
てんきゅうぎ
celestial globe

天球上の恒星の位置を球の表面に示し,星座赤道黄道などを書込んだもの。天球を外側から見たように描いているので,星座の形は実際と鏡像の関係になる。通常,地平線を表わす水平な円形の枠と,子午線を示すこれと垂直な環に入れて支える。

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デジタル大辞泉の解説

てんきゅう‐ぎ〔テンキウ‐〕【天球儀】

球面上に、恒星星座赤道黄道赤経赤緯などを記した模型。

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百科事典マイペディアの解説

天球儀【てんきゅうぎ】

恒星や星座の天球面上の位置を球の表面に書きこんだ模型。天球を外部から見た形となり,星座の形や相互配置は地上から仰ぎ見るものとは裏返しになっている。天球の日周運動や時刻・季節による星座の配置・移動を知るのに便利。

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世界大百科事典 第2版の解説

てんきゅうぎ【天球儀 celestial globe】

天球上の恒星や星座の位置,それらの日周運動などを簡便に知るための天球模型。天球の球面上に投影された星座,天の川などを天球儀の外表面上に描き,外から見るようになっているため星座の形や相互配置は東西が逆になっている。恒星の位置のほか星座を表す画像やその境界線,赤道,黄道なども記された。エウドクソスはすでに紀元前4世紀に天球儀を作ったが,現存する最古のものは前200年ごろに作られたナポリファルネーゼ家の,巨人アトラスが天球をかついだ大理石製のものである。

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大辞林 第三版の解説

てんきゅうぎ【天球儀】

球体の表面に、天球に投影された星座、赤道・黄道などを記入し、天の南北両極を軸に回転できるようにしたもの。天体の位置を知るのに使う。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

天球儀
てんきゅうぎ

地球儀が地球表面の水陸分布や地形、経緯度線などを表すように、われわれを取り巻く空を一つの球に見立て、星や星座、天の赤道や黄道、時圏、等赤緯線(天球上の赤緯の等しい点を結ぶ線。赤緯等圏)などを描き表し、実際の天球での諸現象、たとえば天体の出没や高度・方位などを読み取れるようにした装置。ただし、球の内側から見るようにはつくれないので、天球の外から見た天球の状況(現実に見るものの裏返しになる)を球面に描く。一般に天球儀は、単なる天の図ではなく、実用に供されていた。すなわち、模型天球を、天の南北極(SおよびN)を通る軸の周りを回転できるようにし、この軸が水平環(水平環を含む平面は模型天球の中心を通るようにする)と緯度に等しい角だけ傾けられるようにしておく。水平環に方位目盛りを刻み、さらに水平環から天体までの角を測れるような尺度をつくっておくと、天体の任意の時刻の高度・方位、出没方位が読み取れる。また日周運動の状況、あるいは季節など適当な条件を与えれば時刻を読み取ることもできる。このような測定ができるようにつくられた一式の装置が天球儀で、かつてはヨーロッパなどで天文学上の実用器機としてはもとより、芸術品としても盛んに製作された。日本でも江戸時代に最初の天球儀がつくられた。[大脇直明]

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世界大百科事典内の天球儀の言及

【地球儀】より

…ギリシア科学を受けついだイスラム圏でも地球儀は作られ,1267年元代の中国に伝来しているが,中世イスラム圏製の地球儀の現存は知られていない。天球儀は1080年製のものがフィレンツェに,1279年製がドレスデンに残っている。現存最古の地球儀は1492年作成のベハイムの作品で,ヨーロッパとアジアの間の大洋の西寄りにジパング島が描かれている。…

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