大手橋(読み)おおてばし

日本歴史地名大系 「大手橋」の解説

大手橋
おおてばし

宮津城と西側に広がる城下をつないでいた橋。現在本町ほんまち鶴賀つるがの間を結んでいる。寛文七年宮津城修覆絵図並びに目録(宮津市教育委員会蔵)によれば、橋は桁行一二間、幅三間、橋脚は石、欄干木材である。

明治初年に撮った写真(「与謝郡誌」所載)にみる大手橋は、本町側と城門の間を六ヵ所の橋杭で支え、両側に欄干を付している。石材・木材いずれかは不詳。城門は櫓門の構えでいちだんと高い石垣の間を扉とし、その上に平櫓をのせている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

事典 日本の地域遺産 「大手橋」の解説

大手橋

(茨城県水戸市)
選奨土木遺産指定の地域遺産。
1935(昭和10)年竣工。藩政時代の様式を継承しつつRC造りの橋として架け替えられたもの

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域遺産」事典 日本の地域遺産について 情報

デジタル大辞泉プラス 「大手橋」の解説

大手橋〔長野県〕

長野県木曽郡木曽町にある鉄筋コンクリートのローゼ桁橋。1936年竣工。木曽川に架かる。2002年、「中島武設計のRCローゼ桁群」のひとつとして土木学会により土木遺産認定

大手橋〔茨城県〕

茨城県水戸市にある鉄筋コンクリート橋。1935年竣工。水戸城跡二の丸と弘道館を結ぶ藩政時代の橋を架け替えたもの。2010年、土木学会により土木遺産に認定。

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