鬱屈(読み)ウックツ

デジタル大辞泉 「鬱屈」の意味・読み・例文・類語

うっ‐くつ【鬱屈】

[名](スル)気分が晴れ晴れしないこと。心がふさぐこと。「鬱屈した心情
[類語]塞ぐ塞がる結ぼれる沈む滅入めい曇るうつする鬱結うっけつする消沈するしょげるしょげ返るふさぎこむ憂鬱憂愁沈鬱メランコリー気鬱気塞ぎ鬱鬱陰鬱暗鬱鬱気鬱悶鬱積抑鬱憂さ鬱陶しい物憂いびんびんせつせつ痛切切実深刻ひしひしつくづくしみじみじいん心から哀切哀れ悲しい物悲しいうら悲しいせつないつらい痛ましい悲愴悲痛悲傷沈痛苦しい憂い耐えがたいしんどい苦痛やりきれないたまらないる瀬ない断腸の思い胸を痛める胸が痛む胸が塞がるけだるいアンニュイ胸が裂ける胸が張り裂ける胸がつかえる胸が潰れる胸がつまる気を重苦しい気遣わしい悶悶もんもん

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精選版 日本国語大辞典 「鬱屈」の意味・読み・例文・類語

うっ‐くつ【鬱屈】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( ━する ) はればれしない気持でいること。また、不満や心配事でゆううつな気持になること。ふさぎこむこと。〔広益熟字典(1874)〕
    1. [初出の実例]「天高く澄みて秋晴拭ふが如き日であったならば余が鬱屈(ウックツ)も大にくつろぎを得たらうけれど」(出典空知川岸辺(1902)〈国木田独歩〉一)
  3. 地勢などの曲がりくねっていること。〔蘇軾‐至下馬磧憩於北山僧舎詩〕

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普及版 字通 「鬱屈」の読み・字形・画数・意味

【鬱屈】うつくつ

心ふさぐ。地勢が屈曲する。宋・軾〔是の日、下馬磧に至る~〕詩 西のかた五原をるに 鬱屈すること、長蛇の如し

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