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奥の細道 おくのほそみち

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

奥の細道
おくのほそみち

江戸時代中期の俳諧紀行。松尾芭蕉著。1冊。芭蕉みずからは「おくのほそ道」と著わした。元禄2 (1689) 年の旅ののち腹案を練り,何度も稿を改め,同7年初夏には定稿ができ,芭蕉没後の元禄末年,京都の井筒屋庄兵衛が刊行した。同2年3月 27日,門人曾良 (そら) とともに江戸を出発,奥州各地を行脚 (あんぎゃ) し,北陸を経て,8月下旬美濃大垣にいたり,9月6日伊勢の遷宮を拝もうと大垣から舟で出発するところで終る。関東,奥羽,北陸,東海の 13ヵ国にわたり,全行程約 600里,所要日数約5ヵ月半に及ぶ大旅行の記録で,芭蕉の紀行中最も整った,最もすぐれた作品。この旅に同行した曾良の書いた克明な日記が現存するが,それと比較すると,本書は必ずしも旅の忠実な記録ではなく,実際の旅程との違いや潤色の跡がみられる。そうすることによって紀行全体の起伏と調和をはかっていると思われ,そこに芭蕉の文芸意識あるいは創作意識をうかがうことができる。

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デジタル大辞泉の解説

おくのほそみち【奥の細道】

江戸中期の俳諧紀行。1冊。松尾芭蕉著。元禄15年(1702)刊。元禄2年3月、門人曽良(そら)と江戸深川を出発、奥州・北陸の名所・旧跡を巡り、9月に大垣に至るまでの紀行を、発句をまじえて記したもの。

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