如月小春(読み)キサラギコハル

デジタル大辞泉 「如月小春」の意味・読み・例文・類語

きさらぎ‐こはる【如月小春】

[1956~2000]劇作家演出家東京の生まれ。本名、楫屋正子劇団綺畸きき」で活動、「ロミオとフリージアのある食卓」で注目される。昭和58年(1983)劇団「NOISE」を設立都市とそこに生きる人間の姿を斬新な技法で描き出した。

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20世紀日本人名事典 「如月小春」の解説

如月 小春
キサラギ コハル

昭和・平成期の劇作家,演出家 劇団NOISE代表。



生年
昭和31(1956)年2月19日

没年
平成12(2000)年12月19日

出生地
東京都杉並区

本名
楫屋 正子(カジヤ マサコ)

旧姓(旧名)
伊藤

学歴〔年〕
東京女子大学文理学部哲学科卒

主な受賞名〔年〕
O夫人児童演劇賞(平6年度)〔平成7年〕,演劇教育賞(特別賞 第38回)〔平成10年〕

経歴
大学在学中の昭和51年東大演劇サークルと合同で学生劇団・綺畸(きき)を結成。「ロミオとフリージアのある食卓」「アナザー」「工場物語」などを作・演出して注目を浴びた。57年退団。翌58年劇団NOISE(ノイズ)を結成し、「MORAL」「砂漠のように、やさしく」などを上演、演劇に実験的手法を持ちこんだパフォーマンスが人気を集め、1980年代の小劇場ブームの旗手の一人として活躍した。劇団活動の一方、アジア女性演劇会議実行委員長、日本ユネスコ国内委員会委員、兵庫県こどもの館演劇活動委員などを務めた。また、NHK「日本語再発見」のレギュラー、NHK-BS「週刊ブックレビュー」の司会を務めた。他の上演作品に「DOLL」「ISLAND」、著書に「如月小春戯曲集」「如月小春のフィールドノート」「私の耳は都市の耳」「都市民族の芝居小屋」「子規からの手紙」「月夜のサンタマリア」(脚本)などがある。平成12年12月講師を務めていた立教大学で倒れ入院先で死亡した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「如月小春」の解説

如月小春 きさらぎ-こはる

1956-2000 昭和後期-平成時代の劇作家,演出家。
昭和31年2月19日生まれ。東京女子大在学中の昭和51年東大演劇サークルと合同で劇団綺畸(きき)を結成,「ロミオとフリージアのある食卓」などを作・演出した。58年劇団NOISEを設立。パフォーマンスの手法をとりいれ,テクノロジーと演劇の関係を追求。平成12年12月19日死去。44歳。東京出身。本名は楫屋正子。旧姓は伊藤。著作に「都市民族の芝居小屋」。

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367日誕生日大事典 「如月小春」の解説

如月 小春 (きさらぎ こはる)

生年月日:1956年2月19日
昭和時代;平成時代の劇作家;演出家
2000年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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