姑(漢字)

普及版 字通 「姑(漢字)」の読み・字形・画数・意味


8画

[字音]
[字訓] しゅうとめ・しばらく

[説文解字]
[金文]

[字形] 形声
声符は古(こ)。〔説文十二下に「夫の母なり」とあり、しゅうとめ。親族称呼としては、おばをもいう。卜辞に、先王の妣が新婦に祟(たたり)することを卜する例があり、婦姑の間には、氏族霊を異にするものとして、宗教上の問題があるとされたようである。金文に、姑のために婦人祭器を作ることをしるしたものがある。

[訓義]
1. しゅうとめ、夫の母。
2. おば、父の姉妹
3. おんな、現代語でむすめ。
4. (こ)と通じ、しばらく。

[古辞書の訓]
和名抄〕姑 之宇斗女(しうとめ)〔名義抄〕姑 ヲバ・シバラク・シウトメ・マタ

[熟語]
姑姑姑公・姑子姑姉姑且姑章・姑・姑娘姑壻姑洗・姑息・姑夫姑媽姑射
[下接語]
外姑・舅姑慈姑・小姑・大姑

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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