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子宮脱 しきゅうだつuterine prolapse

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

子宮脱
しきゅうだつ
uterine prolapse

子宮の位置異常の一つ。子宮が病的に下方に移動し,腟腔内に移動したものを子宮下垂,腟口から外に脱出したものを子宮脱という。多産婦や老婦人に多く,子宮支持組織が弛緩したために起る。治療はこれらの組織や骨盤底筋を手術によって修復する。

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世界大百科事典 第2版の解説

しきゅうだつ【子宮脱 uterine prolaps】

子宮の一部または全部が腟外に下降したもの。前者を不全子宮脱,後者を全子宮脱という。また腟外に下降しなくても,外子宮口が両坐骨棘(きよく)を結ぶ線より下降した場合を子宮下垂uterine ptosisという。一種のヘルニアと考えられ,子宮の支持装置である骨盤底諸筋,筋膜,靱帯(じんたい)類,なかでも肛門挙筋が,分娩,重作業,体質,高年齢などによって抵抗に対して薄弱となり,骨盤底の緊張が弛緩するために起こる。

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大辞林 第三版の解説

しきゅうだつ【子宮脱】

子宮の一部または全部が、膣口外に脱出するもの。

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世界大百科事典内の子宮脱の言及

【子宮】より


[子宮の病気]
 子宮は,胎生期に左右のミュラー管が癒合して形成される臓器であるが,この癒合がなんらかの原因で障害されると,双頭双角子宮など各種の奇形が生ずる。子宮は生理的には小骨盤腔のほぼ中央に位置し,前傾前屈の位置をとっているのが普通であるが,位置異常として子宮が病的に後転する子宮後屈症,子宮が全体として前後左右に位置を変える子宮転位,また子宮が上下方向へ移動する子宮上昇や子宮脱などがある。子宮体内膜の炎症には急性子宮内膜炎があり,連鎖球菌,淋菌,大腸菌などが原因菌となり,分娩,流産,人工妊娠中絶,IUDなどが誘因となる。…

※「子宮脱」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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