中国、陝西(せんせい)省南東部の地級市。1市轄区、9県を管轄する(2016年時点)。常住人口262万9906(2010)。中華民国以前は興安府の治所でもあった。北は秦嶺(しんれい)山脈、南は大巴山(たいはさん)に挟まれ、漢水(かんすい)の上流がつくる盆地状の平原にある。亜熱帯性気候の地域で、茶、アブラギリ、ミカンなどの栽培や養蚕も盛んである。林産、鉱産資源も豊かで、工業では紡績、冶金、化学、食品加工などがある。古くから陝西省中部と揚子江(ようすこう)中流部を結ぶ水陸の要衝で、西の漢中(かんちゅう)と本市とを結ぶ陽安線、北の西安(せいあん)と本市とを結ぶ西康線、湖北(こほく)省と四川(しせん)省とを結ぶ襄渝(じょうゆ)線が通じる。市街の北西約16キロメートルに安康富強空港を建設中である。
[秋山元秀・編集部 2017年7月19日]
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...
12/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新