安康(読み)アンコウ

デジタル大辞泉の解説

あん‐こう〔‐カウ〕【安康】

平和で安らかなこと。安穏。書簡で、相手の健・繁栄などを祝うあいさつの言葉としても用いる。「御安康の段」「国家安康

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

安康
あんこう / アンカン

中国、陝西(せんせい)省南東部の地級市。1市轄区、9県を管轄する(2016年時点)。常住人口262万9906(2010)。中華民国以前は興安府の治所でもあった。北は秦嶺(しんれい)山脈、南は大巴山(たいはさん)に挟まれ、漢水(かんすい)の上流がつくる盆地状の平原にある。亜熱帯性気候の地域で、茶、アブラギリ、ミカンなどの栽培や養蚕も盛んである。林産、鉱産資源も豊かで、工業では紡績、冶金、化学、食品加工などがある。古くから陝西省中部と揚子江(ようすこう)中流部を結ぶ水陸の要衝で、西の漢中(かんちゅう)と本市とを結ぶ陽安線、北の西安(せいあん)と本市とを結ぶ西康線、湖北(こほく)省と四川(しせん)省とを結ぶ襄渝(じょうゆ)線が通じる。市街の北西約16キロメートルに安康富強空港を建設中である。[秋山元秀・編集部]

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精選版 日本国語大辞典の解説

あん‐こう ‥カウ【安康】

〘名〙 太平無事なこと。安穏。安泰。また、そのような状態にすること。
※雑俳・柳多留‐五三(1811)「安康と書たて鐘も釣し限り」 〔呉志‐孫綝伝〕

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