日本歴史地名大系 「宗忠神社」の解説
宗忠神社
むねただじんじや
黒住教の開祖黒住宗忠を記念し、明治一八年(一八八五)宗忠生誕の地に建てられた神社。祭神は宗忠大明神。宗忠は安永九年(一七八〇)
宗忠神社
むねただじんじや
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
黒住教の開祖黒住宗忠を記念し、明治一八年(一八八五)宗忠生誕の地に建てられた神社。祭神は宗忠大明神。宗忠は安永九年(一七八〇)
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
…門人赤木忠春は京都で祈禱をつうじて日本の祖神たる天照大神の信仰を説いた。62年(文久2)に京都神楽岡に創建された宗忠神社は,66年(慶応2)に勅願所となり,幕末の尊王討幕運動の一拠点となった。武士,地主・有力町人層,公卿らを支持者とした黒住教は,皇室の祖神とされた天照大神を最高神にしていたため,明治政府の天皇崇拝を旨とする〈大教宣布〉運動のにない手として,教部省による皇道宣布の国民教化運動に積極的に参加し,全国各地に布教を展開した。…
…その教えは,近隣地主層から岡山藩士へと広がり,弘化年間に教団組織が確立,1876年に神道事務局から別派独立として公認され,82年に神道黒住教となる。宗忠は56年(安政3)門人赤木忠春らの運動で大明神号をさずかり,62年(文久2)に京都神楽岡(現,京都市左京区),85年には岡山の大元(現,岡山市)に宗忠神社が建立された。教義に関する教祖の自筆文章は〈日々家内心得の事〉のみで,ほかに和歌と書信が残されている。…
※「宗忠神社」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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