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対外硬 たいがいこう

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大辞林 第三版の解説

たいがいこう【対外硬】

明治初期の条約改正問題で、列国に譲歩しながら条約改正を実現しようとする政府に反対して、強硬な外交の推進を要求する主張。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

たいがいこう【対外硬】

日清戦争直前,反政府派が国際協調政策をとる政府の外交を攻撃するために唱えた標語。ロシア東アジア進出により緊迫した国際情勢に対し,新聞《日本》をはじめとする日本主義派は,自由党,改進党などの民党連合の政費節減・民力休養路線と政府外交を批判した。それは不平等条約によって侵されている国家主権の回復と積極的な対外進出を主張し,対等条約を実現するためには現行条約を励行して外国人を取り締まり,彼らに不利益を与え,対等条約の交渉に列強が応じない場合は条約破棄も辞すべきでないというものであった。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

対外硬
たいがいこう

対外的な国権の回復や維持、拡大を強調し、強硬外交を展開すべきであるとする主張。近代日本においてしばしば登場した対外強硬を唱える政治運動を対外硬運動とよぶが、これは野党派の政府批判運動であった。対外硬運動が政府批判運動となる根本的条件は、政府外交が相手国および関係諸国の反応と自己の力量との較量計算を行いつつ展開されなければならないという性格をもっているからである。したがって通常、政府は国益や国家的道義について、たとえ野党派と同じ考えをもっている場合でも、それらの実現のための外交は慎重かつ漸進的に展開せざるをえない。外交上大国の牽制(けんせい)や抑圧を受けやすい後進国や小国において、国益や道義の即時達成を主張する対外硬運動が起こりやすい理由である。[酒田正敏]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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