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対露同志会 たいろどうしかい

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

対露同志会
たいろどうしかい

明治期の政治団体。 1903年8月9日にロシアの満州撤兵問題をめぐって,かねてから対露強硬外交を要求していた旧国民同盟会の会員を中心として,頭山満神鞭知常長谷川芳之助らが集って結成した。

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百科事典マイペディアの解説

対露同志会【たいろどうしかい】

日露戦争直前,対露強硬論を主張した国家主義団体。1903年8月対外硬同志会を改称して成立。近衛(このえ)篤麿を会長に,神鞭(こうむち)知常,頭山満佐々友房らが参加,開戦を煽る活動をして政府に影響を与えた。
→関連項目小川平吉玄洋社日比谷焼打事件

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世界大百科事典 第2版の解説

たいろどうしかい【対露同志会】

日露戦争に際して,対露強硬論を主張した国家主義団体。義和団事件後,ロシアの満州駐兵に反対して近衛篤麿らは国民同盟会を組織したが,1902年4月12日〈満州還付に関する露清協約〉が調印されたのを機として解散した。しかし,ロシア軍の満州からの第2期の撤兵が実行されないことが明らかになると,再び活動を活発化させ,03年4月8日,対外硬同志大会を上野公園梅川楼で開催,さらに戸水寛人ら7博士の対露開戦の主張(七博士建白事件)などが行われるなかで,同年8月9日,対外硬同志会は神田錦旗館で大会を開き,対露同志会と改称した。

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大辞林 第三版の解説

たいろどうしかい【対露同志会】

1903年(明治36)に結成され、対露開戦を主張した国家主義団体。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

対露同志会
たいろどうしかい

日露戦争前後の対外硬(たいがいこう)運動組織。1903年(明治36)7月25日、帝国党、中正倶楽部(くらぶ)、同志集会所、議員集会所の各党派所属の代議士および朝鮮協会(旧国民同盟会の一部が組織したもの)員らが会合し、結束して対露問題に取り組むことを申し合わせ、ついで8月9日同志結集の大会を東京・神田(かんだ)錦輝(きんき)館で開催し、席上、対露同志会なる会名で以後活動することを決議した。彼らは同大会において、ロシア軍を満州(中国東北)から撤兵させ、同地を各国に開放させることはわが国の「天職」であると主張し、これらの実現を政府に要求していくことを決議した。以後、閣僚訪問、演説会などを通じて対露決戦への世論誘導に大きな役割を果たした。神鞭知常(こうむちともつね)(委員長)、佐々友房(さっさともふさ)らがリーダーであった。会は神鞭死去(1905年6月)後衰退し、日比谷(ひびや)焼打事件後に解散した。[酒田正敏]

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