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小佐々 こさざ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

小佐々
こさざ

長崎県北部,佐世保市北部の旧町域。1950年町制施行。2006年佐世保市に編入海岸は出入りに富み,沿岸には無数の島々が点在し九十九島の景勝地となっている。石炭採掘で栄え,1960年には人口 1万6000をこえたが,1970年完全に閉山した。主産業は漁業農業と観光業。漁業は中型の巻網漁がおもで,いりこを特産。ほかに真珠,クルマエビ,タコ,ノリなどの養殖が行なわれる。農業は畜産が中心。ほかに野菜の栽培が行なわれ,水田はほとんど干拓田にかぎられている。海岸と島嶼群は西海国立公園に属し,冷水岳 (303m) は好展望所。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

小佐々
こさざ

長崎県北松浦(きたまつうら)郡にあった旧町名(小佐々町(ちょう))。現在は佐世保(させぼ)市の北西端部を占める。旧小佐々町は1950年(昭和25)町制施行。町名は、南北朝時代この地方を鎮定した小佐々氏に由来すると伝えられる。2006年(平成18)佐世保市に編入。旧町域は北松浦半島の西岸に位置する。海岸は著しいリアス式海岸を示し、多くの湾入の湾奥部には平戸(ひらど)藩による小規模な干拓地がある。背後は第三紀層からなる山地で、明治時代から石炭採掘が盛んとなり、最盛期の1955年前後には人口1.6万の炭鉱町に成長したが、石炭不況による閉山が相次ぎ、1971年最後の炭鉱も閉山した。地域の中心臼ノ浦(うすのうら)は石炭積出し港として繁栄し、1931年(昭和6)佐世保鉄道の軽便鉄道(のちの国鉄臼ノ浦線)を通じたが、1971年には廃線となり、急激に衰微した。冷水(ひやみず)岳、大観(だいかん)山、金比羅(こんぴら)岳は、北九十九(きたくじゅうく)島を望む景観地で、山腹にはミカン園が広がり、海岸ではハマチ、クルマエビ、ウナギ、ノリの養殖が行われている。キンコ(ナマコをゆでて干したもの)とイリコはこの海岸の特産。[石井泰義]

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