小児喘息(読み)しょうにぜんそく

  • しょうにぜんそく セウニ‥
  • しょうにぜんそく〔セウニ〕
  • 小児×喘息
  • 小児喘息 infantile asthma

百科事典マイペディアの解説

成人と同様に呼吸困難を主症状とする気管支喘息もあるが,単なる風邪の際に喘鳴(ゼイゼイいう音)を発したり,病気がないのに季節の変り目などに呼吸に喘鳴を伴う喘息様気管支炎も含まれる。気管支喘息はアレルギー性疾患であり,発作時にエフェドリン抗ヒスタミン薬等を与える。喘息様気管支炎は,たびたび反復する場合は気管支喘息に移行する例もみられるが,多くは成長とともに気管支が太くなると軽快する。

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世界大百科事典 第2版の解説

一般には小児気管支喘息のことをさし,〈笛声喘鳴〉(ヒューヒュー,ゼロゼロという息づかい)を伴う呼吸困難を発作性に繰り返す病気である。1歳未満では非常に少ないが,1歳をすぎると急激に増加し,3歳までに約2/3が発症し,大部分(約9割)が学齢期までに発症する。小児喘息は治りやすい病気といわれ,8~15歳,すなわち思春期前後までに約半数が治癒する。難治化して成人喘息へ移行するのは約1割とみられている。この病気は日本では1955年ころから増加の傾向にあるが,その理由として,乳幼児期の人工栄養,早期離乳,化粧品などの異物との接触大気汚染などが考えられている。

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精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙 小児の喘息性気管支炎と気管支喘息を合併した状態の俗称。主な症状として鼻水やせきが出たり、喘鳴(ぜんめい)を伴う。
※面影(1969)〈芝木好子〉三「小児喘息で寝ている時」

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世界大百科事典内の小児喘息の言及

【気管支喘息】より

…気管支喘息とは,発作性の呼吸困難と喘鳴(呼吸時のヒューヒュー,ゼーゼーという音)を特徴とする呼吸器疾患である。
[歴史]
 asthma(喘息)の語はギリシア語に由来し,〈あえぎ呼吸〉の意味である。喘息についての記載は,すでにヒッポクラテスによってなされており,その中で〈asthmaになったら怒りをしずめよ〉と心理的要因の重要性を説いている。今日,日本語として使われている〈喘息〉という文字は,中国最古の医書《素問》や《霊枢》(《黄帝内経》)にみることができる。…

※「小児喘息」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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