デジタル大辞泉 「小山清」の意味・読み・例文・類語 こやま‐きよし【小山清】 [1911~1965]小説家。東京の生まれ。太宰治に師事。庶民の生活を描く短編小説を中心に執筆。太宰を回想する随筆も残した。作「落穂拾ひ」「朴歯ほおばの下駄」など。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
20世紀日本人名事典 「小山清」の解説 小山 清コヤマ キヨシ 昭和期の小説家 生年明治44(1911)年10月4日 没年昭和40(1965)年3月6日 出生地東京・浅草新吉原 学歴〔年〕明治学院中等部卒 経歴中学校卒業後、蓄音器商組合に勤務し、のち新聞配達夫となる。この間に太宰治を知り、戦争中は太宰の疎開後、留守番役をする。昭和22年「離合」「聖アンデルセン」を発表し、以後文学に専念。同人誌「木靴」を主宰。地味な作風であるが「落穂拾い」「小さな町」「犬の生活」「日日の麵麭」などを発表した。キリスト教や理想主義を背景とした私小説作家。 出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報
日本大百科全書(ニッポニカ) 「小山清」の意味・わかりやすい解説 小山清こやまきよし(1911―1965) 小説家。東京生まれ。明治学院中等部卒業。1940年(昭和15)から太宰治(だざいおさむ)に師事し、逆境のなかで文学に精進した。太宰の死(1948)の前後からようやく、そのじみだが清潔な文学の真価が認められるようになり、『聖アンデルセン』(1948)をはじめ『小さな町』『落穂拾ひ』(1952)、『犬の生活』(1955)など庶民の善意と愛の美しさを描いた短編の佳作が発表された。『落穂拾ひ』(1953)、『日日の麺麭(パン)』(1958)など4冊の短編集も出したが、失語症に陥り、不遇のうちに没した。[東郷克美]『『小山清全集』全1巻(1969・筑摩書房)』 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「小山清」の解説 小山清 こやま-きよし 1911-1965 昭和時代後期の小説家。明治44年10月4日生まれ。太宰治(だざい-おさむ)に師事。昭和23年「聖アンデルセン」をかき,文筆生活にはいる。「小さな町」「落穂拾ひ」「犬の生活」など,庶民の善意と愛情をえがいた短編を発表した。昭和40年3月6日死去。53歳。東京出身。明治学院中等部卒。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例
367日誕生日大事典 「小山清」の解説 小山 清 (こやま きよし) 生年月日:1911年10月4日昭和時代の小説家1965年没 出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報