小田八幡神社(読み)おだはちまんじんじや

日本歴史地名大系 「小田八幡神社」の解説

小田八幡神社
おだはちまんじんじや

[現在地名]安佐北区高陽町小田 弘住

町域の北端鎮座する。近世には小田・矢口やぐちおよび中筋古市なかすじふるいち東野ひがしの(現安佐南区)各村の氏神で、祭神は八幡三神。中世にはその地域を範囲とするきた庄の鎮守であったと推察される。法人名は弘住ひろずみ神社で旧村社。社家沓内くつない氏は永正年中(一五〇四―二一)より神主を勤めると伝えるが(郡中国郡志)、当社が深川ふかわ郷の亀崎かめざき八幡宮と並んで北庄の鎮守であったとすれば、勧請はさらにさかのぼる。


小田八幡神社
おだはちまんじんじや

[現在地名]河内町小田 宮之西

小田の中央部を東流する小田川南岸の丘陵八幡山に鎮座。祭神は闇御津羽神・応神天皇・天之御影神ほか八柱。旧村社。社伝によると、古来、小田村近隣五村の鎮守であった椋梨むくなし(現大和町)の八幡宮が焼失したため、寛永六年(一六二九)九月、椋梨村より勧請して新たに祀ったという。「豊田郡誌」には、正徳(一七一一―一六)調書に文明元年(一四六九)の棟札があると記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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