コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

尾張万歳 オワリマンザイ

デジタル大辞泉の解説

おわり‐まんざい〔をはり‐〕【尾張万歳】

尾張知多本拠地とし、正月に家々をめぐった門付け万歳。 新年》

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

おわりまんざい【尾張万歳】

尾張の知多を本拠とし、年頭に家々をめぐり、祝言を述べ舞をする万歳。知多万歳。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

尾張万歳
おわりまんざい

愛知県の知多半島一帯に伝承する万歳。知多万歳ともいう。農民が農閑期の正月に檀那場(だんなば)をめぐって歩いたが、年中全国を門付(かどづけ)する者もいた。鎌倉時代中葉に木賀崎(名古屋市内)の長母寺(ちょうぼじ)の開山無住(むじゅう)国師が貧農父子に始めさせたという。太夫(たゆう)と才蔵の2人が演じる「法華経万歳」「六条万歳」「神力万歳」「御城万歳」「地割万歳」の宗教的な五(御)万歳が基本で、一つを演じ終わると滑稽(こっけい)な「福倉持倉(ふくらもくら)(なかなか万歳)」を演じる。太夫は立烏帽子(たてえぼし)に直垂(ひたたれ)、手に扇、才蔵は大黒頭巾(だいこくずきん)に小袖(こそで)、裁着(たっつけ)、手に鼓が一般的である。
 明治以降は舞台で数名で「御殿万歳」や、鼓、三味線、胡弓(こきゅう)入りの芝居の「三曲万歳」や掛け合い(奥田節、アイナラエとも)を演じたりした。[西角井正大]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内の尾張万歳の言及

【万歳】より

…万歳の宮中への参入は大正時代中ごろまであったといい,民間では第2次世界大戦ころまでは盛んであったが,戦後はしだいに衰微し,現在は全国をめぐり歩く万歳の姿はほとんど見かけなくなった。 民俗芸能として地域に残るのは〈尾張万歳〉〈越前万歳〉〈伊予万歳〉などで,〈三河万歳〉〈秋田万歳〉〈加賀万歳〉〈会津万歳〉〈豊後万歳〉は衰微し,〈大和万歳〉〈仙台万歳〉〈津島万歳〉〈伊六万歳〉,沖縄の〈京太郎(ちよんだらあ)〉は廃絶した(京太郎の芸系をひく民俗芸能は現存する)。 万歳は一般には太夫と才蔵の2人が一組になり,太夫が扇をかざし,いろいろとめでたい寿詞(ほぎごと)を言い立て,才蔵が小鼓を打ち囃して合の手を入れる掛合いで進行する。…

※「尾張万歳」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

尾張万歳の関連キーワード万歳(まんざい)愛知県知多市玉子屋 円辰玉子屋円辰知多(市)三河万歳伊六万歳伊勢万歳愛知県年頭

今日のキーワード

だまし面接

企業が面談や懇談会と称して就職活動中の学生を呼び出し、実質的には学生を選考する偽装面接のこと。2016年卒業の大学生に対する選考活動の開始時期を、従来の4月1日から8月1日以降へと後ろ倒しする主旨の「...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android