九州中央山地国定公園(読み)きゅうしゅうちゅうおうさんちこくていこうえん

日本大百科全書(ニッポニカ)「九州中央山地国定公園」の解説

九州中央山地国定公園
きゅうしゅうちゅうおうさんちこくていこうえん

宮崎・熊本県境九州山地脊梁(せきりょう)を中心とする国定公園。1982年(昭和57)指定された。面積270.96平方キロメートル。市房(いちふさ)山(1721メートル)、国見(くにみ)岳(1739メートル)を含む日向(ひゅうが)山地、球磨(くま)山地と、球磨川水系、一ツ瀬(ひとつせ)川水系、(あや)川水系が含まれる。九州山地は壮年期の山地で、山頂、山腹に隆起準平原の小平坦(へいたん)面を残しているが、山地を侵食する各河谷は険しいV字谷をなす。大部分は堆積(たいせき)岩の四万十(しまんと)層からなり、原生林も各地に残る。この厳しい自然環境のなかに、五家荘(ごかしょう)、椎葉(しいば)、米良(めら)などの隠田集落(おんでんしゅうらく)が散在し、山村の生活をいまに伝える。主要な観光地として、西都原(さいとばる)古墳群、人吉(ひとよし)市に発船する球磨川下りがある。

[横山淳一]


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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「九州中央山地国定公園」の解説

九州中央山地国定公園
きゅうしゅうちゅうおうさんちこくていこうえん

宮崎県熊本県の県境に続く九州山地を中心とする国定公園。面積 270.96km2。1982年指定。国見岳(1739m),市房山(1721m)を含む日向山地と一ツ瀬川綾川などの水系からなり,ブナなどの原生林も残る。白岩山は高山植物の宝庫として知られ,シャクナゲキレンゲショウマ群生が見られる。平家伝説のある五家荘や椎葉などの隠田集落西都原古墳群などがある。

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百科事典マイペディア「九州中央山地国定公園」の解説

九州中央山地国定公園【きゅうしゅうちゅうおうさんちこくていこうえん】

九州山地中央部,熊本・宮崎県境をなす国見岳,市房山などの山岳部を中心とする国定公園。1982年指定。面積270.96km2。ブナの原生林におおわれた深山幽谷ツクシシャクナゲミヤマキリシマの群生地,民俗芸能,民話,伝説の宝庫といわれる五木(いつき),五家荘(ごかのしょう),椎葉(しいば),米良(めら)などの山村の景観が魅力。

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デジタル大辞泉「九州中央山地国定公園」の解説

きゅうしゅうちゅうおうさんち‐こくていこうえん〔キウシウチユウアウサンチコクテイコウヱン〕【九州中央山地国定公園】

熊本県と宮崎県にまたがる山岳国定公園。九州山地のほぼ中央に位置し、国見岳市房山などの山岳や球磨くま水系などの河谷が深く刻み込まれた地域。平家落人おちうど伝説にまつわる五家荘ごかのしょう椎葉しいばなどの山村がある。

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精選版 日本国語大辞典「九州中央山地国定公園」の解説

きゅうしゅうちゅうおうさんち‐こくていこうえん キウシウチュウアウサンチコクテイコウヱン【九州中央山地国定公園】

九州中央部、九州山地脊梁を中心とする国定公園。国見岳・市房山および球磨(くま)川・綾川水系などからなる。山間に椎葉・五家荘(ごかのしょう)などの集落が散在する。昭和五七年(一九八二)指定。

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