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岡本大八事件(読み)オカモトダイハチジケン

百科事典マイペディアの解説

岡本大八事件【おかもとだいはちじけん】

1609年ポルトガル船ノッサ・セニョーラ・ダ・グラサ号(一名マードレ・デ・デウス号)を長崎で撃沈した有馬晴信は,恩賞として旧領回復を望んだ。ために徳川家康側近の有力者本多正純の家臣岡本大八に近づき賄賂(わいろ)を贈った。事が露顕した大八は逆に晴信の長崎奉行暗殺未遂をあばき,1612年大八は火刑,晴信は除封された。両者ともキリシタンであったところから,禁教令発布の導火線となった。
→関連項目有馬氏

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世界大百科事典 第2版の解説

おかもとだいはちじけん【岡本大八事件】

江戸初期,徳川家康の側近本多正純の与力でキリシタンの岡本大八(洗礼名パウロ)が,1610年1月(慶長14年12月)ポルトガル船ノッサ・セニョーラ・ダ・グラサ号(一名,マードレ・デ・デウス号)を爆沈させたキリシタン大名有馬晴信から,その恩賞斡旋にかこつけて多額の金品を詐取した事件。12年大八は下獄し晴信の長崎奉行長谷川左兵衛謀殺の企てを訴えて対決した。結局,晴信は改易・甲州配流後に死を賜り,大八は駿府阿倍河原で火刑に処せられた。

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世界大百科事典内の岡本大八事件の言及

【有馬晴信】より

…キリシタン大名。岡本大八事件により改易。義貞の次男。…

※「岡本大八事件」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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