帯広[市](読み)おびひろ

百科事典マイペディア 「帯広[市]」の意味・わかりやすい解説

帯広[市]【おびひろ】

北海道南東部の市。1933年市制。十勝総合振興局所在地。十勝国のほぼ中央,十勝平野の中心にあり,明治中期以降開拓が進み,北海道の畑作の中心地,周辺の豆類,雑穀集散地として発展。根室本線が通じる。十勝平野が豆類,雑穀の特産地から,テンサイ,アマ,ジャガイモ,酪農などの多角経営に移行するにつれ,デンプン,ブドウ糖,乳製品,テンサイ糖,かん詰などの食品加工,製麻,製材などの軽工業が盛んになった。特に製酪・製糖工場は大規模。市街は碁盤目状で一部にX状を加えた珍しい区画がなされている。帯広空港には東京,大阪などから便がある。619.34km2。16万8057人(2010)。
→関連項目十勝[支庁]

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