20世紀日本人名事典 「平出修」の解説
平出 修
ヒライデ シュウ
- 生年
- 明治11(1878)年4月3日
- 没年
- 大正3(1914)年3月17日
- 出生地
- 新潟県中蒲原郡石山村(現・新潟市)
- 旧姓(旧名)
- 児玉
- 別名
- 別号=露花,黒瞳子
- 学歴〔年〕
- 明治法律学校(現・明大)〔明治36年〕卒
- 経歴
- 明治25年亀田町高等小学校を卒業し、同校の代用職員となる。早くから文芸に関心を抱き新聞雑誌などに投稿する。33年東京新詩社に入り「明星」誌上に短歌、評論を発表。この年教職を辞して平出家に結婚入籍し、明治法律学校に進む。36年卒業後の翌年弁護士登録を行ない、38年神田神保町に法律事務所を開業。43年の大逆事件では高木顕明、崎久保誓一両被告の弁護人を務めた。この間、34年「新派和歌評論」を刊行。42年石川啄木らと「スバル」を発行。のち小説も執筆し「畜生道」「逆徒」などを発表した。「定本平出修集」(全3巻)がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報