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引廻し(引回し) ひきまわし

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世界大百科事典 第2版の解説

ひきまわし【引廻し(引回し)】

刑務の役人が罪人を引き連れ,もしくは処刑した罪人の首,遺骸を持って,市中を練り歩いて衆人にさらす刑罰で,付加刑の一種。罪人を衆にさらして見せしめにするとともに,確実に罪人を逮捕,処刑した事実を衆に示して,権力を誇示する意味があった。引廻しの刑は,律令法にはその規定がなく,平安時代に入って起こったらしく,反乱の首領その他の重罪犯を斬刑に処して,これを梟首(きようしゆ)するに先立って,首を矛先に貫いて洛中を練り歩くことが定式化して,当時これを〈大路(おおじ)を渡す〉〈都を渡す〉などと称した。

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