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 ど

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説


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デジタル大辞泉の解説

ど【×弩】

中国で、戦国時代以降用いられた機械仕掛けの弓。いしゆみ。おおゆみ。

ど【弩】[漢字項目]

[音]ド(漢) [訓]いしゆみ
機械じかけで石や矢を発射する強力な弓。石弓。大弓。「強弩
1906年にイギリスが建造した強力戦艦ドレッドノートの「ド」の音訳。「弩級艦/超弩級

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百科事典マイペディアの解説

弩【ど】

石弩(いしゆみ)

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世界大百科事典 第2版の解説

ど【弩 nǔ】

弓に類する機械じかけの飛道具。中国では戦国時代中期(前4世紀)に出現し,それ以降,軍事に欠かせない重要な武器として発達した(図1)。構造は矢をつがえ狙いを定める臂(ひ)という柄,臂の先端に取り付ける弓,弓の弭(ゆはず)にかけて弓をためる弦からなる。臂は木製の角材でつくり,上面に溝をつけて矢を装着する。基部には上下に貫通する孔をあけ,そこに各種の部品からなる青銅製の弩機を取り付ける。弩機(図2)は,弦をかける牙と照準用の度をつくりだした金具を臂の上にのぞかせ,その下に,引金にあたる懸刀(けんとう)という金具を,その基部に軸棒を通してつなぎ,臂に軸の両端を取り付けるので,懸刀の先端が臂の下に出ることになる。

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大辞林 第三版の解説

ど【弩】

石弓いしゆみ 」に同じ。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説


弓、弦、臂(ひ)(腕木)、機(引き金の仕掛け部分)からなる機械仕掛けの弓の一種。臂は弓の中央部に直角に取り付けられ、臂の上面に刻まれた凹槽(おうそう)に矢を挿入して発射する。臂の弦側(つるがわ)の一端には引き金としての青銅製の機が組み込まれている。機は弦をひっかける牙(が)、引き金の縣刀(けんとう)、牙と縣刀を包む郭(かく)などからなっている。弩は、春秋時代に楚(そ)の人が用いたといわれているが、遺物は戦国中期以後のものしか知られていない。この時期の湖南省長沙(ちょうさ)市掃把塘(そうはとう)138号墓からは、ほぼ完全な弩が出土し、これに付属する弓と矢も発見されている。この弩の臂は硬い木を2本結合して黒漆を塗り、長さ51.8センチメートルである。戦国後期から秦(しん)漢時代に重要な武器となり、弩の実物や明器(めいき)(副葬用の器物)がしばしば発見されている。秦の始皇帝陵一号兵馬俑坑(ようこう)からは、弩の機が出土し、朝鮮、楽浪の王光墓で発見された弩の臂は黒漆塗りで全体の形がよく残っていた。[飯島武次]

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世界大百科事典内のの言及

【戦争】より

…恒常的に繰り返されたのは領主間の小規模な局地戦で,敵領の劫掠(ごうりやく)に重きをおき,ことさら決戦を回避する傾向が目立っている。歩兵は二次的な兵力とされたが,12世紀に発明された弩(いしゆみ)crossbowはもっぱら彼らの操作するところであった。これは当時もっとも殺傷効果の高い武器で,ラテラノ公会議(1139)はキリスト教徒に対する使用を禁じている。…

【武器】より

…すなわち,鎖帷子(くさりかたびら),鎖靴下,冑(兜),剣,槍,盾,棍棒,短剣,肩当,鉄靴,軍衣,下着,ズボン,靴下,帯,外套,毛皮の17品目だが,このうち槍と剣がおよそ8kg,兜と鎖帷子と盾だけで25kgを超えるから,明らかに防御の武器に重点がかかっている。
[歩兵の役割――弩と矛]
 騎士戦華やかな時代にも,歩兵が廃絶したわけではない。それどころか,補助兵力として不可欠だったほかに,攻城戦や籠城戦では決定的な役割を演じた。…

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