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当選人 とうせんにん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

当選人
とうせんにん

一般的には,選挙によって選ばれる公務員について選挙会で当選人と決定された者をいう。特に中央,地方の議会の議員についていう。日本では,公職選挙法第 10章を「当選人」にあてて詳細な規定をおいている。同法 95条によれば,参議院の比例代表選出議員の選挙以外の各選挙においては,「有効投票の最多数を得た者をもって当選人」としている。ただし各種の当選人となるには,同条に規定された (法定の) 最低限の獲得投票数がなくてはならない。これに対し参議院比例代表選出議員の選挙では,名簿届出政党などの得票数に比例して当選人が配分・決定される (95条の2) 。無投票の場合は,当該選挙の候補者が当選人となる (100条) 。当選の効力は選挙管理委員会による当選人の住所,氏名の告示のあった日から生じる (101,102条) 。

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世界大百科事典 第2版の解説

とうせんにん【当選人】

一般に,選挙によって当選者としての地位を得たものをいう。公職選挙法では選挙区選出と比例区選出では当選人としての地位の取得方法は異なる。同法によると,衆議院(小選挙区選出)議員,参議院(選挙区選出)議員の選挙,地方公共団体の議会議員・長の選挙において有効投票の最多数を得たものを当選人と呼んでいる。ただし,当選人となるには法定数の最低限の得票(法定得票数)が必要である(公職選挙法95条)。当選人が定まったときは,選挙長は,ただちに当選人の住所,氏名および得票数などを選挙管理委員会に報告しなければならない(101条)。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

当選人
とうせんにん

公職選挙法上の概念で、選挙の結果に従い各種の議員あるいは地方公共団体の長となる者をいう。比例代表選出の参議院議員選挙については、ドント式計算法によって各政党の当選人数を求め、あらかじめ用意された「名簿」の順に当選人を決めるが、それ以外の選挙においては、有効投票の最多数を得た者で、法定得票数に達している者を当選人とする(公職選挙法95条1項・95条の2)。得票数が同じ者については、選挙長がくじで当選人を定める(同法95条2項・95条の2第2項)。候補者が定数を超えないため投票を行わないときは、選挙会においてその候補者が当選人に定められる(無投票当選=同法100条1、3項)。当選人が死亡していたり兼職禁止の職を辞さないときには繰上げ当選が認められる(同法97条・97条の2)。当選の効力は、当選人の告示日に発生し、議員または長の資格を得る。なお、当選人がいないとき、または当選人が議員定数に達しないときは、選挙長が選挙管理委員会に報告したうえで再選挙を行う(同法109条・110条)。[佐々木雄]

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