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後腹膜腫瘍 こうふくまくしゅよう

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家庭医学館の解説

こうふくまくしゅよう【後腹膜腫瘍】

 後腹膜腔(こうふくまくくう)というのは、壁側腹膜(へきそくふくまく)と後腹壁(こうふくへき)の間にある腰仙部(ようせんぶ)領域で、第12胸椎(きょうつい)から骨盤上線(こつばんじょうせん)までをいいます(図「腹部の横断面」)。ここには腎臓(じんぞう)、脾臓(ひぞう)、副腎(ふくじん)などの臓器がありますが、それら以外の、臓器の形をしていない脂肪組織結合組織などから発生した腫瘍が後腹膜腫瘍です。良性と悪性がありますが、悪性が多くみられます。
 おもな症状は、腫瘍による圧排(あっぱい)(圧迫感)と、浸潤(しんじゅん)(がん細胞が組織を侵すこと)による腹痛、腫瘤(しゅりゅう)の触知(しょくち)(外からしこりを触れる)、消化管の不定愁訴(ふていしゅうそ)(違和感)などです。
 超音波検査、CT検査、シンチグラムなどで調べて診断されます。
 治療は腫瘤を摘出することですが、大きく広がって摘出できないときは、抗がん剤放射線治療が行なわれます。
 悪性の場合、進行してから見つかることが多いので、予後(治療後の経過)はあまりよくありません。

出典|小学館
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